1. 振替か、返金か:あなたが選べる「出口」
航空会社都合で欠航した場合、あなたは2つの選択肢を得ます。
1. 自社の空席がある後続便(当日または翌日以降)への無料振替
2. 購入代金の全額返金(現金またはバウチャー)
ここで重要なのは、JALやANAのように「他社(スカイマークなど)への振替」は原則として行われない点です。LCCは他社と振替の精算契約を結んでいないため、彼らは自社の飛行機の座席しか提供できません。
2. ホテル代は「自腹」を覚悟せよ
「翌日の便に振り替えられたが、今夜のホテルはどうなるのか?」。LCCの運送約款には、欠航に伴う付随的費用(宿泊費、食事代、代替の電車賃など)は「一切免責」と書かれていることがほとんどです。たとえ赤ん坊を連れていても、空港での一夜を告げられることさえあります。これが、LCCが「格安」であるための代償なのです。
3. ヨーロッパの最強ルール「EU261法」
ただし、ヨーロッパ路線(または欧州系LCC)を利用する場合、状況は一変します。EU261/2004法という強力な消費者保護ルールがあり、3時間以上の遅延や欠航時には、運賃とは別に「最高600ユーロ(約10万円)」の現金補償を義務付けています。ライアンエアーなどの激安LCCであっても、この法律からは逃れられません。欧州を旅するなら、この「権利」を知っているだけで、トラブルが宝くじに変わることもあります。