円安時代の自衛術:LCCの「円建て決済」に潜む手数料の正体を見抜け

LCC 通貨換算 節約 英語サイト 通貨選択 解説

海外発のLCC(例:バンコクから日本、ソウルから日本など)を予約する際、画面右上の通貨設定を「JPY(日本円)」にしていませんか?親切心で表示されるこの日本円、実は航空会社が独自に設定した「かなり悪い為替レート」で計算されていることがほとんどです。あえて現地通貨(タイバーツや韓国ウォン)のまま決済し、日本のクレジットカード会社に換算を任せるだけで、数千円安くなるケースが多々あります。2026年、少しでも旅費を削りたいLCCユーザーが知っておくべき、通貨選択の「損得勘定」を公開します。

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1. 「円」で払う安心料は高い

航空会社は、日本円で決済額を確定させる保証の見返りとして、実勢レートより3%~5%ほど高いレートを適用することがあります。これをDCC(Dynamic Currency Conversion)と呼びます。「いくら払うか確定している」という安心感はありますが、10万円のチケットなら5,000円も余分に払っている計算になります。

2. 英語サイトを恐れるなかれ

【プロの予約術】
外資系LCC(エアアジアやスクートなど)では、日本語サイトより英語サイト(現地設定)の方が最新のセール情報が早く反映されたり、特定のクレジットカード限定の「割引プロモーションコード」が使えることがよくあります。ブラウザの自動翻訳機能を使えば、予約の手順は日本語版と全く同じ。これだけで「現地価格」の最安値を掴み取ることができます。

3. クレジットカードの「換算手数料」を知る

現地通貨で決済した場合、日本のカード会社が決済データを処理する際の事務手数料(1.6%~2.2%程度)がかかります。しかし、これを含めても航空会社の独自レートより安いことがほとんどです。最近ではWise(ワイズ)などの外貨特化型カードを使うことで、この事務手数料すら最小限に抑えるのがLCC通の最新トレンドです。

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著者:海外決済マスター 亮

フィンテック企業で決済システムの開発に携わる傍ら、週末はLCCでアジア中を旅する「決済マニア」。各国のクレジットカードの換算タイミングと為替変動の相関関係を研究し、最も安く航空券を買える通貨を秒速で判断する。趣味はポンドのチャートを眺めること。