たった1日の差で数万円の差?燃油サーチャージ「改定の波」を乗りこなす発券術

燃油サーチャージ 改定月 タイミング 節約 解説

燃油サーチャージを徴収するタイプのLCC(ジェットスターの一部路線や、FSCの子会社系LCCなど)を利用する場合、最も重要なのが「発券日」です。燃油サーチャージはシンガポール市場の灯油価格に連動し、原則として2ヶ月ごとに金額が見直されます。「来月から安くなる」というニュースを耳にしながら、今月中に予約してしまうのは大きな損失です。逆に「来月から上がる」なら、無理をしてでも今日中に予約すべきです。2026年、2、4、6、8、10、12月の改定サイクルを理解し、最も安く発券するためのカレンダーの見方を解説します。

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1. 偶数月の改定、奇数月の発表

多くの航空会社では、直近2ヶ月の燃料価格の平均を元に、次々月のサーチャージ額を決定します。
2・3月分の金額は、前年10・11月の価格で決定(12月中に発表)
4・5月分の金額は、12・1月の価格で決定(2月中に発表)
という流れです。つまり、1月が終わった瞬間に、4月からサーチャージが上がるか下がるかは「ほぼ確定」しているのです。この「情報のタイムラグ」を利用できるのが賢い旅行者です。

2. 適用開始日の「0時」という壁

【注意すべき時間】
多くのサイトでは「1日の午前0時」にシステムが切り替わります。もし4月からサーチャージが上がる場合、3月31日の深夜はアクセスが集中し、サーバーが重くなることが予想されます。決済画面でエラーが出ている間に0時を過ぎてしまうと、数万円高い新料金が適用されてしまいます。余裕を持って末日の20時頃までには決済を終えるのが鉄則です。

3. 燃油高騰時の「救世主LCC」

「サーチャージが高すぎて手が出ない」という状況なら、そもそもサーチャージを設定していないLCC(ZIPAIR、エアアジア、ピーチなど)に切り替えるのが最もスマートな選択です。これらの会社は燃料代を運賃に含めているため、改定月による極端な価格の断絶が起きにくく、予算が立てやすいというメリットがあります。

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著者:航空データアナリスト 悟

航空会社の価格戦略をデータの裏付けから読み解くプロ。シンガポールケロシン市場の動静を24時間監視し、次期のサーチャージ額を数円単位で当てる「予報士」として業界で知られる。趣味はエクセルでの燃油推移グラフ作成。