1. 建物の前に立ちはだかる「兵士」に見せるもの
東南アジアや南米、中東の空港では、テロ対策として「当日の航空券(予約証明)を持っている人」しか空港ビル内に入れないことがあります。入口にマシンガンを持った警備員が立っているような空港です。ここでスマホを出して、電波の入らない中でメールを探すのは命がけの作業になります。パッと紙を出すことが、スムーズな移動の絶対条件です。
2. 入国審査官(イミグレ)との攻防
入国審査で「帰りのチケットはあるか?」と聞かれた際、スマホを手渡しするのはセキュリティ上もマナー上も好ましくありません。また、小さな画面では旅程の詳細(便名や日付)がパッと見て分かりにくく、疑いの目を向けられる要因にも。紙であれば、審査官が手元でサッと確認でき、「不法滞在の意図がない」という信頼を勝ち取りやすくなります。
3. 電子機器の「限界」を想定せよ
長旅でスマホのバッテリーが尽きる、あるいは高温多湿の環境でフリーズする。さらに、空港のフリーWi-Fiが激混みでメールが開けない。これらは世界のどこでも起きる日常です。LCCのカウンターには「お客様のデバイスの不具合による搭乗遅延は一切責任を負わない」という掲示があることも。A4のコピー用紙1枚、カバンの底に忍ばせておくだけで、これらのリスクはゼロになります。