1. サービスの「分解(アンバンドル)」
大手のチケット代には、座席指定、機内食、預け荷物、各種飲み物代がすべて「込み」になっています。一方、LCCはこれらをすべて切り離し、「座席(移動)」という最小単位のみを販売します。荷物が少ない人や食事が不要な人はその分安くなり、必要な人だけがオプションとして追加料金を払います。これが「アンバンドル(分解)」と呼ばれるLCCの基本思想です。
2. 徹底的な「効率化」の現場
・機材の統一:同じ機種(エアバスA320等)のみを使うことで整備・訓練コストを削減。
・高稼働率:一機が地上にいる時間を極限まで短縮し、1日に何度も往復させる。
・郊外・格安ターミナル:空港への着陸料を抑えるため、不便な場所にある第3ターミナルなどを使用。
3. 知っておくべき「自己責任」のルール
最も大きな違いは、トラブル時の対応です。大手航空会社は、自社の都合による欠航であれば他社便への振替や宿泊費の負担を申し出ることが一般的です。しかし、LCCは「自社便への振替」か「返金」のみが原則。他社便への振替は行わず、宿泊費も原則として乗客の負担になります。「安い代わりにリスクは自分で負う」というマインドセットが不可欠です。