なぜ「3 人分」で検索すると高くなるのか。LCC 予約システムの「冷徹なロジック」を逆手に取る

LCC 複数人予約 安く買う 裏技 分散検索 解説

友人 4 人で海外旅行。幹事のあなたが LCC のサイトで「4 名」と入力して検索。表示された価格は一人 25,000 円。「よし、予算内だ」と予約を進める……。ちょっと待ってください。その予約、数千円、下手をすれば数万円も損をしているかもしれません。LCC の予約システムには、「その人数が全員収まる、最も安い料金ランクを自動で選ぶ」という習性があります。一人ならもっと安い席が残っているのに、4 人だからという理由で全員分が高いランクに引き上げられている可能性があるのです。2026年、合計金額を最小にするための「分散検索」の裏技を伝授します。

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1. 「全員一律」が招く高騰の悲劇

航空券には「安い順」にいくつかの料金クラス(バケット)があります。例えば、最安値のランク(10,000 円)が残り 1 席、その次のランク(15,000 円)が 10 席残っている場合。ここで「2 名」で検索すると、システムは「最安値には 2 人入らない」と判断し、2 人とも 15,000 円(合計 30,000 円)で表示します。しかし、1 人ずつ予約すれば、一人は 10,000 円、一人は 15,000 円。合計 25,000 円で済むのです。

2. 最安値の「墓穴」を掘らせない検索術

【予約前の儀式】
1. まず「1 名」で検索。最安値が表示されるか確認。
2. 料金の横に「残り 2 席」などの表示があれば、それが狙い目。
3. 次に自分たちが乗りたい「実際の人数(例:4 名)」で検索。
4. 1 人あたりの価格が「1 名」検索時より上がっていたら、ランク移動が発生しています

3. 別々予約の唯一の弱点

「安くなるなら別々で予約しよう!」と思いたくなりますが、注意点もあります。予約番号(PNR)が分かれてしまうと、航空会社側は同じグループだと認識しません。万が一、便が欠航になった際、一人の振替先はあるが、もう一人は別の便になる、といった事態が起こりえます。また、座席指定も個別に行う必要があるため、隣同士になりたい場合は多少の「座席指定料金」を払う覚悟が必要です。

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著者:旅費削減のプロ 健吾

大手旅行代理店の価格設定エンジン開発を経てフリーに。チケット予約システムのアルゴリズムを逆手に取った「安買いハック」の第一人者。「浮いたお金で現地でもう一泊」を信条に、1円単位でのコスト削減を追求している。