マイルは貯まらない。それでも特定の LCC の「有料会員」になるべき経済的合理性

LCC 有料会員 メリット デメリット 損得 比較 2026 解説

LCC には、JAL や ANA のような「ステータス制度」や「マイル」は期待できません。しかし、多くの LCC が「有料会員プログラム」や「提携クレジットカード」を展開しています。「格安航空会社なのに、なぜわざわざ年会費を払うのか?」と疑問に思うかもしれませんが、その背景にはセールを 100% の確率で仕留め、座席指定や手荷物料金を劇的に下げるための巧妙な仕組みがあります。2026年、年に何回フライトすれば有料会員の元が取れるのか、その損得勘定をシビアに判定します。

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1. 「先行予約」という最強の武器

誰よりも安く旅をしたい LCC ユーザーにとって、最大のライバルは他のユーザーです。有料会員の最大の特権は、「会員限定先行セール」への参加権。一般ユーザーがサーバーダウンと戦っている間に、会員は一足先に 100 円チケットを悠々と確保しています。一度でもセールで最安値を掴めれば、それだけで数年分の年会費を回収できるインパクトがあります。

2. 支払手数料という「死に金」を削る

【特定のカードを持つメリット】
例えばピーチの専用クレジットカード(Peach Card)などでは、決済時の支払手数料が大幅に割引、または無料になる特典があります。一往復で 1,200 円程度かかる手数料がゼロになれば、年に 3 回乗るだけで数千円の節約になります。JAL/ANA ほど派手なサービスはありませんが、「実利」に直結するのが LCC 会員の良さです。

3. 「年に何回」が分岐点か?

結論から言えば、年に 2 回(2 往復)以上、同じ航空会社を利用する予定があるなら、有料会員や提携カードを検討すべきです。セールの優先予約以外にも、会員限定の「座席指定無料」や「預け荷物 10% OFF」などの地味な特典が積み重なり、トータルの旅費は非会員を確実に下回ります。ただし、行き先によって航空会社をバラバラに選ぶスタイルの人には、年会費は「捨て金」になるため注意が必要です。

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著者:ポイント・マイレージ戦略家 健太

大手金融機関でのデータ分析を経て、現在はポイント投資と格安旅行のコンサルタント。世界中の LCC 40 社以上の会員プログラムを実際に契約し、その「還元率」と「先行予約のヒット率」を日々計測している。愛用は LCC 各社の物理カードがぎっしり詰まった特製カードケース。